【Javaアップデート徹底解説②】Javaとパソコンのシステム仕様整合確認

黄色い花の蜜を吸う蝶々 情報技術の知恵

Javaを必要とするアプリケーション、または、初めてのJavaプログラム開発で、どのJavaをインストールしたらいいのかわからないとお悩みのあなた。

以前からJavaを使っていたが、無償サポートが終わってしまって、古いバージョンのJavaからアップデートできず、セキュリティの脆弱性のリスクにお悩みのあなた。

そんなお悩みをお持ちで「【Javaアップデート:徹底解説①】どのJavaをインストールすべきか?」をご覧になって、

  • OracleJDKのライセンス状況
  • Javaのロードマップ
  • Javaの比較結果
  • おススメのJava

を理解されたあなた。

この記事では次の3つを解説しています。

  • Javaのシステム要件(要求仕様)
  • パソコンのシステム仕様の確認
  • Javaとパソコンのシステム仕様整合確認

この記事を読むことで、あなたはハードウェアとソフトウェアの両面からJavaとパソコンの仕様を確認でき、インストールするJavaのパッケージを選ぶポイントが理解できます。

さあ、このシリーズ記事を参考にして、あなたに合ったJavaを見つけ、アップデートしましょう。

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Javaのシステム要件

Javaのシステム要件をハードウェアとソフトウェアの両方で確認します。

Javaのハードウェア・システム要件

Javaをパソコンで使用するためのシステム・ハードウェア要件は次の3つです。

  • プロセッサの最低要件:Pentium 2 (動作クロック:266MHzプロセッサ)
  • ディスク領域要件:
    • JRE(Java Runtime Environment):124MB + 2MB (Java Update)
    • JDK(Java Development Kit): 245MB(@32bit)/181MB(@64bit) + 27MB (ソース・コード)
  • メモリー要件:128MB

「Pentium 2」は1997年から1999年まで生産されたインテル製のマイクロプロセッサです。クロック周波数は233MHzから450MHzで動作して、233MHz動作時に466MIPS(Million Instructions Per Second)のプロセッシング能力があります。

Javaは「Pentium 2」をプロセッサの最低要件としており、「Pentium Pro」は使えません。「Pentium 2」の後継としての「Pentium 3」、さらに新しい「Core」,「Core 2」、「Core i」などがJavaのプロセッサ要件を満たしています。

Javaのソフトウェア・システム要件

Javaは次のようなOS(Operating System)に対応しています。

  • Linux
  • Windows
  • MacOS
  • (Solaris)

ソフトウェア・システム要件として、OS(Operating System)の種類と対応するビット数で、インストールするJavaのパッケージが変わります。

  • x86ベース・プロセッサ(32ビット・ベース・ハードウェア)の場合:
    • OS: 32ビットのみ
    • Java: 32ビットのみ
  • x64ベース・プロセッサ(64ビット・ベース・ハードウェア)の場合:
    • OS: 64ビット(32ビットも選択可能。この場合、Javaも32ビットに限定)
    • Java: 64ビット/32ビット(両方のインストールも可能)

パソコンがJavaのシステム要件に合致しているか確認していきましょう。

パソコンのシステム情報の確認

確認すべきパソコンのシステム情報内容

Javaをインストールする前に、あなたのお使いのパソコンのシステム情報を確認しましょう。

確認項目はJavaのシステム要件に対応して次の5つです。

  1. プロセッサ:                          例)Core i7 (x64ベースプロセッサ)
  2. OS(Operation System)の種類:       例)Windows 10
  3. OSのビット数:                            例)64ビット
  4. ディスク容量:          例)128GB
  5. メモリ(RAM)容量:        例)8GB

一例として、Windows パソコンで「システム」画面を表示して、システム情報を確認します。(「システム」画面の表示方法はこちらをクリック

Windows「システム」画面
Windows「システム」画面

上記の「システム」画面のパソコンの例では

  • プロセッサのタイプ:          x64 ベース プロセッサ (Core i7-6650U)
  • OSの種類:                        Windows 10 Pro
  • OSのビット数:                  64ビット・オペレーティング・システム
  • メモリ(RAM)容量:    16GB

であることが確認できましたね。

ディスク容量の情報が含まれていないので、次の方法で確認しましょう。

Windowsパソコンのディスク容量の確認

ディスク容量の確認はファイル・エクスプローラーでcドライブを右クリックで選択します。

ファイル・エクスプローラー(cドライブ)
ファイル・エクスプローラー(cドライブ)

cドライブを選択したマウスのカーソル位置はそのままで、左クリックでメニュを出し、「プロパティ(R)」を右クリックします。

cドライブのプロパティ
cドライブのプロパティ

上の例ではディスクの空き容量は402GBであることが確認できましたね。

Javaとパソコンのシステム仕様整合確認

必要なパソコンのシステム情報はすべて集まりました。これらをまとめると次のようになります。

  Javaの要件 パソコンのシステム情報(例) 整合確認判定
プロセッサ要件

最低 Pentium 2 (@266MHz)

Core-i7-6650U (@2.20GHz)

x64ベースプロセッサ

OK
OSの種類

Windows, Linux,

Mac OS, Solaris

Windows 10 Pro OK
OSのビット数 64bit/32bit 64bit OK

メモリ(RAM)要件

最低 128MB 16GB OK

ディスク要件

最低

JRE: 124MB+2MB

JDK: 245MB(@32bit) /181MB(@64bit)+27MB

402GB OK

 

  • JDK(Java Development Kit)
    • プログラミング言語Javaによるソフトウェア開発環境(JRE環境を含む)
  • JRE(Java Runtime Environment)
    • プログラミング言語Javaのアプリケーション動作環境

JDKにはJREが含まれるため、ディスク容量はJDKとJREの合計を確保してください。

これで、パソコンのシステム仕様がJavaのシステム要件を満たしていることが確認できましたね。

OSの種類やビット数はJavaをインストールするときにどのJavaのパッケージを利用すべきかを理解するのに重要な情報です。

以下、このシリーズ記事ではパソコンが64ビット・ベース・プロセッサでWindowsの64ビット・オペレーション・システムである例で解説していきます。

まとめ

この記事ではJavaのシステム要件をお使いのパソコンのシステムが満たしていることを確認するために、

  • Javaのシステム要件
  • パソコンのシステム情報

のそれぞれを明確にして、比較しました。

その結果、どのOSで、どちらのビット数(64ビット/32ビット)に対応したJavaのパッケージをインストールすべきなのかがわかりましたね。また、パソコンのシステム仕様がJavaのシステム要件(要求仕様)を満たしており、Javaの機能がパソコンで動作するという確信が持てましたね。

次は、Javaのアンインストール、インストール、動作確認など保守維持管理のためのインストール手順について解説している記事「【Javaアップデート徹底解説③】Javaのインストール手順」をご覧ください。