【Javaアップデート徹底解説⑦】OracleJDKのインストール手順

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セキュリティ情報(重要)

2022年7月19日のセキュリティ・アップデートで、 Javaの脆弱性が公表されました(Oracle Java SE Risk Matrix)。それにともない、脆弱性の対策を施した最新バージョンへの更新を推奨します。

  • 8u331 (or older) => 8u341 (or newer)
  • 11.0.15 (or older) => 11.0.16 (or newer)
  • 17.0.3 (or older) => 17.0.4 (or newer)
  • 18.0.1 => 18.0.2 (or newer)

なお、Oracle JDK 17.0.4、および、18.0.2は2021年9月14日に発表された新しいライセンスに基づいて、無償で使用することができます。

「Javaアップデート徹底解説」は7つの記事から構成されています。

  • Java全体の事項は【Javaアップデート徹底解説①】~【Javaアップデート徹底解説③】
  • 主要Javaの個別事項は【Javaアップデート徹底解説④】~【Javaアップデート徹底解説⑦】

で解説しています。

第7回の記事はOracleJDKに特化して解説しており、次の内容を含んでいます。

  • 長期サポート(LTS:Long Term Support)バージョン:
    • インストーラーのダウンロードからインストール完了までの手順 (Java SE17)
    • インストーラーのダウンロードに必須のオラクルのアカウント(ユーザー名とパスワード)の入力までのインストールの手順 (Java SE8、Java SE11)
  • 短期サポート・バージョン:
    • インストーラーのダウンロードからインストール完了までの手順 (Java SE18)

この記事を参考にして、あなたのコンピューターでJavaのインストールやアップデートにお役立てください。

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OracleJDKとは

OracleJDKとは、オラクルによるJava Development Kit (JDK)のことで、プログラミング言語Java用のソフトウェア開発のためのプラットフォームです。

OracleJDKのインストール候補

OracleJDKの主な候補は次の通りです。(2022年7月現在)

  • Oracle Java SE 17 (LTS)
  • Oracle Java SE 18 (Non-LTS)
  • Oracle Java SE 11 (LTS)
  • Oracle Java SE 8 (LTS)

  • LTSはLong Term Supportの略で長期サポートの意。
  • Non-LTSは半年の短期サポートの意。
ちょっとした豆知識 (Java SEとは?)

Java SE (Standard Edition)は、Java EE (Enterprise Edition) と違ってアプリケーション・サーバー向けの拡張機能はありません。

一方、Java EEはオラクルが商標を持った状態でEclipse Foundationに寄贈され、Java EE9以降はJakarta EEという名称に変更されています。

Oracle Java SEのダウンロード

オラクルのJavaダウンロード・ページには次の4つがあります。(2022年7月現在)

これらのインストール手順について解説します。

  • Oracle Java SE 18.0.2 (Standard Edition) Non-LTS (Short Term Support)
  • Oracle Java SE 17.0.4 (Standard Edition) LTS (Long Term Support)
  • Oracle Java SE 11.0.16(Standard Edition) LTS (Long Term Support)
  • Oracle Java SE 8u341 (Standard Edition) LTS (Long Term Support)
  • Oracle Java SE18.0.2、 および、17.0.4は最新のオラクル・ライセンスが適用され、オラクルのプロファイルへのログインなしでインストールが可能です。
  • Oracle Java SE 11.0.16、および、8u341はファイルのダウンロード画面直前で、オラクルのプロファイルへのログイン(オラクル・プロファイルがない場合は新規アカウント作成)を要求されます。
    • これら2つのOracle Java SEバージョンのインストールはオラクルのアカウントに関連して、ライセンス費用の件があるため、現時点ではオラクルのプロファイルへのログイン画面までにとどめており、インストール完了まで解説しておりません
注意)Oracle JDK 17.0.4, 18.0.2のインストラーのダウンロード元の場所について

2022年7月22日現在、Oracle Java SEのダウンロード・ページにはJDK18, JDK17のインストーラーのままになっています。これらの最新バージョン(18.0.2, 17.0.4)のインストラーはOracle Javaのアーカイブ・ページのJava SE downloadsからJava SE 18、または、 Java SE 17をクリックすることにより見つけることができます。

Oracle Java SE 17.0.4 (LTS)のインストール方法

Oracle Java SE 17.0.4 (LTS)のダウンロード

Oracle Java SE 17.0.4 (LTS)は オラクルのJava SE 17のアーカイブ・ページ(下線部をクリック)から入手できます。

  • パソコンのOS(オペレーション・システム)に対応した(例:「Windows」)ファイル・タイプのインストーラーを選択します。(例:64bitの場合、「x64 installer」の URLをクリック)
OracleJDK17.0.4(Download)画面
OracleJDK17.0.4(Download)画面

「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」 がパソコンのローカル・ドライブCの「ダウンロード」というディレクトリにダウンロードされます。

Oracle Java SE 17.0.4 (LTS)のインストーラー

「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」 をクリックすると、次の画面が表示されます。

「次(N)>」をクリックします。

Oracle JDK SEのインストール・ウィザード開始画面
Oracle JDK SEのインストール・ウィザード開始画面

インストール先を確認して、「次(N)」をクリックします。

  • インストール先の場所の情報は必要になる場合(例:Path設定やHome設定の環境設定)があるので、念のためメモして控えておきましょう。
Oracle JDK SEのインストール・ウィザード(インストール先確認画面)
Oracle JDK SEのインストール・ウィザード(インストール先確認画面)

「閉じる(C)」をクリック。

Oracle JDK SEのインストール・ウィザード(インストール終了画面)
Oracle JDK SEのインストール・ウィザード(インストール終了画面)

「次のステック(N)」をクリックすると、「JDK 17 Documenttation」のページを見ることができます。

インストーラー「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」を使うと「C:\Program Files\Java\jdk-17.0.4」というフォルダができます。また、そのフォルダ内には次のようなフォルダとファイルがあります。

フォルダ
  • 「bin」
  • 「conf」
  • 「include」
  • 「jmods」
  • 「legal」
  • 「lib」
ファイル
  • 「COPYRIGHT」
  • 「LICENSE」
  • 「README」
  • 「release」

また、「C:\Program Files\Common Files\Oracle\Java\javapath」というディレクトリーができ、そこに次の4つの実行ファイル (*.exe) があります。

ファイル
  • java.exe
  • javaw.exe
  • javac.exe
  • jshell.exe

Oracle Java SE 17.0.4 (LTS)の環境設定

Javaをコマンドラインで使用するためには、オペレーション・システム(Windows)が認識できるように環境設定(JavaのPath設定とHome設定)をする必要がある場合がありますが、 「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」 を使うとユーザーによる環境設定の必要がありません。

というのは、インストーラー「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」を使うと、Windowsシステムの環境設定パスに 「C:\Program Files\Common Files\Oracle\Java\javapath」 が追加され、パスの追加先にJAVAの4つの実行ファイル (java.exe、javaw.exe、 javac.exe、jshell.exe)があるからです。

Oracle Java SE 18.0.2 (LTS)のインストール方法

Oracle Java SE 18.0.2 (Non-LTS)のダウンロード

Oracle Java SE 18 (Non-LTS)は オラクルのJava SE 18のページ(下線部をクリック)から入手できます。

  • パソコンのOS(オペレーション・システム)に対応した(例:「Windows」)ファイル・タイプのインストーラーを選択します。(例:64bitの場合、「x64 installer」の URLをクリック)

「jdk-18.0.2_windows-x64_bin.exe」 がパソコンのローカル・ドライブCの「ダウンロード」というディレクトリにダウンロードされます。

Oracle Java SE 18.0.2 (Non-LTS)のインストーラー

「jdk-18.0.2_windows-x64_bin.exe」 をクリックすると、セットアップ画面が表示されます。

「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」の時と同様にして、インストールを進めていきます。

  1. 「次(N)>」をクリックします。
  2. インストール先を確認して、「次(N)」をクリックします。
  3. インストールが完了したのを確認して、「閉じる(C)」をクリック。

インストーラー「jdk-18.0.2_windows-x64_bin.exe」を使うと「C:\Program Files\Java\jdk-18.0.2」というフォルダができます。また、そのフォルダ内には次のようなフォルダとファイルがあります。

フォルダ内のフォルダとファイルはOracle Java SE 17.0.4と同じです。

また、「C:\Program Files\Common Files\Oracle\Java\javapath」というディレクトリーができ、そこに4つの実行ファイル (*.exe) があります。(Oracle Java SE 17.0.4と同じ)

Oracle Java SE 18.0.2 (Non-LTS)の環境設定

Javaをコマンドラインで使用するためには、オペレーション・システム(Windows)が認識できるように環境設定(JavaのPath設定とHome設定)をする必要がある場合がありますが、 「jdk-18.0.2_windows-x64_bin.exe」 を使うとユーザーによる環境設定の必要がありません。

というのは、インストーラー「jdk-18.0.2_windows-x64_bin.exe」を使うと、Windowsシステムの環境設定パスに 「C:\Program Files\Common Files\Oracle\Java\javapath」 が追加され、パスの追加先にJAVAの4つの実行ファイル (java.exe、javaw.exe、 javac.exe、jshell.exe)があるからです。

Oracle Java SE 11.0.16 (LTS)のダウンロード画面

Oracle Java SE 11(LTS)の情報はオラクルのJava SE Development Kit 11.0.16 (Windows)ウェブ・ページ(下線部をクリック)から入手できます。

パソコンのOSがWindowsの場合、「Windows」タグが選択されているのを確認します。

次に、インストーラーの「jdk-11.0.16_windows-x64_bin.exe」をクリック

OracleJDK11.0.16(Windows Download) 画面
OracleJDK11.0.16(Windows Download) 画面
  1. License Agreementをクリックして、内容を確認する
  2. 確認内容に問題がなければ、チェックを入れる
  3. 「Download jdk-11.0.16_windows-x64_bin.exe」をクリック
OracleJDK(Download) 画面(ライセンス確認)
OracleJDK(Download) 画面(ライセンス確認)

オラクルのプロファイル画面に移動します。オラクルのプロファイルのアカウントを持っていて、そのアカウントのパスワードでログインしないと、ここから先は進めません。

Oracle Java SE 8u341 (LTS)のダウンロード画面

Oracle Java SE 8(LTS)の情報はオラクルのJava SE Development Kit 8u341 ページ(下線部をクリック)から入手できます。

JDKではなくJREをダウンロードしたい場合は、ページ内の「JRE8」をクリックしてください。

ちょとした豆知識 (JDKとJREの違いとは?)
  • JDK(Java Development Kit)
    • プログラミング言語Javaによるソフトウェアを開発する環境
      • (JRE環境を含む)
  • JRE(Java Runtime Environment)
    • プログラミング言語Javaのアプリケーションが動作する環境

OracleJREは、Javaアプリケーションが動作する環境の独立したOracleJDKの一部(サブセット)です。Javaのソフトウェア開発には使えません。

したがって、どちらかわからないときは「JDK」のインストールをおススメします。

Java SE 8u341のJDKのダウンロード画面

パソコンのOSがWindowsの場合、「Windows」タグをクリックして選んでください。

次に64bitパソコンの場合は「x64 Installer」なので「jdk-8u341-windows-x64.exe」をクリック

OracleJDK8u341 (Download) 画面
OracleJDK8u341 (Download) 画面

前章のOracle JDK11と同様に、ライセンスに合意するかを確認する画面が表示されます。

  1. License Agreementをクリックして、内容を確認する
  2. 確認内容に問題がなければ、チェックを入れる
  3. 「Download jdk-8u341-windows-x64.exe」をクリック

オラクルのプロファイル画面に移動します。オラクルのプロファイルのアカウントを持っていて、そのアカウントのパスワードでログインしないと、ここから先は進めません。

Java SE 8u341のJREのダウンロード画面

JAVA SE 8u341のダウンロード画面の下にある「JRE 8」の右端にある下矢印をクリックします。(JRE8のダウンロード画面が表示されます。)

JRE8のダウンロード画面の表示方法
JRE8のダウンロード画面の表示方法

パソコンのOSがWindowsの場合、「Windows」タグをクリック

次に64bitパソコンの場合は「x64 Installer」なので 「jre-8u341-windows-x64.exe」をクリック

OracleJRE8u341 (Download) 画面
OracleJRE8u341 (Download) 画面

前章のOracle JDK11と同様に、ライセンスに合意するかを確認する画面が表示されます。

  1. License Agreementをクリックして、内容を確認する
  2. 確認内容に問題がなければ、チェックを入れる
  3. 「Download jre-8u341-windows-x64.exe」をクリック

オラクルのプロファイル画面に移ります。オラクルのプロファイルのアカウントを持っていて、そのアカウントのパスワードでログインしないと、ここから先は進めません。

ちょっと耳寄りな情報

OracleJRE 8u333(64bit)はjava.comのダウンロード・ページからオラクル・プロファイルへのログインなしで入手が可能です(2022年7月22日現在)。

【Javaアップデート徹底解説⑥】OracleJREのインストール」で詳細をご紹介しているので、ご覧ください

Oracleプロファイル画面

Oracleプロファイルへのサインイン画面は次のようなものです。

オラクルのアカウントをお持ちの場合、

  1. ユーザー名を入力
  2. パスワードを入力

オラクルのアカウントをお持ちでない場合、「プロファイルの作成」をクリックして作成します。

Oracleプロファイルへのサインイン画面
Oracleプロファイルへのサインイン画面

Oracle Java SE Subscriptionsの購入

Java SEのライセンスをご購入の場合は、オラクルのダウンロード・ページ(下線部をクリック)の右上にある「Java SE Subscriptions」をクリックします。

開いたウェブページの「Buy Java SE Subscroptions」をクリックして、国と言語をあなたの状況に合わせて(例:「日本」と「日本語」を選択)、変更します。

すると次のようなサブスクリプションの種類と価格の情報が出てくるので、その中から希望のサブスクリプションを選んで、「今すぐ購入」をクリックします。

注意
  • 価格は、購入時期や購入場所(国)によって変動があります。
  • 購入時に最新の価格をウェブでご確認ください。
    • (下記は2020年7月現在の参考価格です。)
Oracle Store(Oracle JavaSE Subscriptions)画面
Oracle Store(Oracle JavaSE Subscriptions)画面

購入ライセンスの数量が多いと次のようなディスカウントがあります。

Oracle Java SE Desktop Subscriptionの場合
Oracle Java SE Desktop Subscriptionの場合
Oracle Java SE Subscriptionの場合
Oracle Java SE Subscriptionの場合

まとめ

この記事では、次の4つのOracle Java SEのインストール手順(2つはオラクルのプロファイルへのサインイン画面まで)をご紹介しました。

  • Oracle Java SE 17 (LTS)
  • Oracle Java SE 18 (Non-LTS)
  • Oracle Java SE 11 (LTS)
  • Oracle Java SE 8 (LTS)

Oracle Java SE 17.0.4(LTS) で今回使用したインストーラー「jdk-17.0.4_windows-x64_bin.exe」、および、Oracle Java SE 18.0.1.1(Non-LTS) で今回使用したインストーラー「jdk-18.0.4_windows-x64_bin.exe」はインストール時に環境設定も自動でやってくれて、また、Windowsの「コントロールパネル」「プログラム」「プログラムのアンインストール」でインストールされているバージョンをチェックしたり、バージョンアップ時に古いバージョンをアンインストールして、新しいバージョンをインストールするメインテナンスが簡単です。また、Oracle JDK 17以降の新しいライセンスで、無料で使えるのも魅力です。

OpenJDKの手動環境設定の詳細は 【Javaアップデート徹底解説⑤】OpenJDKのインストールの「JavaのPath設定」および「JavaのHome設定」をご覧ください。

”exe”を拡張子に持った実行ファイル は自動インストーラーである事が多く、”ZIP”を拡張子に持った圧縮ファイルなどは手動インストーラーであることが多いです。 それぞれのインストール・ファイルのダウンロード画面を、ダウンロードできるファイルの種類確認やインストーラーのタイプ推定にご利用ください。

Javaのインストラーのタイプやインストール例については【Javaアップデート徹底解説③】Javaのインストール手順」の「Javaのインストールファイルの分類」と「代表的なJavaのインストール例のご紹介」をご覧ください。

Oracle Java SE 17.0.4(LTS)、および、Oracle Java SE 18.0.2(Non-LTS)以外はインストーラーをダウンロードするため、Oracleプロファイルへのサインイン(または、オラクルのアカウントをお持ちでない場合は、プロファイルの作成)が必須となっています。

Oracleプロファイルなしで、無料のJDK(Java Development Kit)をご利用になりたい方は、Adoptium OpenJDK、または、OpenJDKをご検討ください。詳細は次のリンク先の記事をご覧ください。