【Javaアップデート徹底解説④】Adoptium OpenJDK (旧 AdoptOpenJDK)のインストール

草にとまったバッタ情報技術の知恵

AdoptOpenJDKはEclipse Adoptiumに移行して、移行先のプロジェクトの1つであるEclipse TemurinからOpenJDK (Java Development Kit) がAdoptiumのウェブでリリースされるようになりました。

この記事では、「AdoptOpenJDK」の後継として「Adoptium OpenJDK」と称してご紹介します。

セキュリティ情報(重要)

2022年7月19日のセキュリティ・アップデートで、 Javaの脆弱性が公表されました(Oracle Java SE Risk Matrix)。それにともない、脆弱性の対策を施した次のバージョンへの更新を推奨します。

  • 8u333 (or older) => 8u341 (or newer)
  • 11.0.15 (or older) => 11.0.16 (or newer)
  • 17.0.3 (or older) => 17.0.4 (or newer)
  • 18.0.1 => 18.0.2 (or newer)

無償のJavaで脆弱性対策アップデートをお考えの方は、次で対応可能です。

  • Eclipse Temurin JDK (旧AdoptOpenJDK)
    • 8u342
    • 11.0.16
    • 17.0.4
    • 18.0.2
  • OpenJDK
    • 18.0.2
  • OracleJDK
    • 17.0.4
    • 18.0.2
  • OracleJRE
    • 8u341

「Javaアップデート徹底解説」は7つの記事から構成されています。

  • 「Javaアップデート徹底解説」①~③はJava全体の事項について、
  • 「Javaアップデート徹底解説」④~⑦はJava個別の事項について、

解説しています。

第4回のこの記事は、特にAdoptium OpenJDK (旧AdoptOpenJDK)について、インストーラーのダウンロードからインストール完了までをパソコンの操作手順にそって、詳しく説明しています。

この記事を参考にして、あなたのコンピューターでJavaのインストールやアップデートにお役立てください。

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Adoptium OpenJDKとは

AdoptOpenJDKはアリババ・クラウド、Microsoft,、Red Hat、IBMなどがワーキング・グループ・メンバーであるEclipse Adoptiumに移管され、以下のようなサブ・プロジェクト

  • Eclipse AQAvit:JDKのテストと品質保証
  • Eclipse Temurin:JDKバイナリーの構築とリリース
  • Eclipse Temurin Compliance:Java互換性キットなどの資料や市ソースへのアクセス管理

を介して、OpenJDKとしてリリースされました。

ここで提供されているOpenJDKはオープン・ソース・ライセンスであり、無償で商用にも使え、長期のコミュニティ・サポート・バージョンがあります。

ちょっとした豆知識

Eclipse TemurinがリリースしたOpenJDKということで、「Eclipse Temurin JDK」とかそのバージョンを「Temurin18」、「Temurin17」、「Temurin11」、「Temurin8」などと呼ぶ場合があります。

Adoptium OpenJDKのインストール候補

Adoptium OpenJDKのJavaのリリースは「【Javaアップデート:徹底解説①】どのJavaをインストールすべきか?」のロードマップでご紹介した通りで、主な候補は次の通りです。(2022年7月現在)

  • Adoptium OpenJDK18: Temurin18 (Non-LTS: Short Term Support)
  • Adoptium OpenJDK17: Temurin17 (LTS: Long Term Support)
  • Adoptium OpenJDK11: Temurin11 (LTS: Long Term Support)
  • Adoptium OpenJDK8: Temurin8 (LTS:Long Term Support)

この記事では、長期サポート対応しているAdoptium OpenJDK17 (windows: 64bit版) のインストールについて詳しく解説していきます。

なお、JDK8、JDK11, JDK18のご使用の場合、Adoptium OpenJDK17と同様の方法でインストールできます。(確認済み)

Adoptium OpenJDK17の利用法

Adoptium OpenJDK17.0.4のダウンロード

Adoptium: Temurinのリリース・ウェブページ(下線部をクリック)を開きます。

Adoptium.netのTemurinリリース・ページ画面
Adoptium.netのTemurinリリース・ページ画面

Adoptium OpenJDK17 (windows: 64bit版) のインストールする場合、各メニューの下矢印をクリックして、選択候補の中からそれぞれ次のように選択します。

  1. 「Version」で「17」を選択
  2. 「Operation System」で「Windows」を選択
  3. 「Architecture」で「x64」を選択
  4. 「Package Type」で「JDK」を選択

JVM(Java Virtual Machine) HotSpotまたはOpenJ9の選択について

AdoptOpenJDKの時には、JVM(Java Virtual Machine) についてHotSpotとOpenJ9の選択がありましたが、AdoptiumのOpenJDKダウンロード・ページにはJVMのオプション選択はなく、HotSpotのみになっています。(参考資料:Adoptium Supported Platforms)

  • HotSpot:
    • オラクル製と互換性を持ったOpenJDKコミュニティ・ベースのJVM
  • OpenJ9:
    • IBM製(IBM J9)と互換性を持ったEclipseコミュニティ・ベースのJVM

自動インストーラーを使用するので、「msi」の拡張子がついたファイルをダウンロードします。

AdoptiumOpenJDK17のダウンロード選択画面
AdoptiumOpenJDK17のダウンロード選択画面
  • JDK(Java Development Kit)
    • プログラミング言語Javaによるソフトウェア開発環境(JRE環境をふくむ)
  • JRE(Java Runtime Environment)
    • プログラミング言語Javaのアプリケーション動作環境

「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」がダウンロードされます。

Adoptium OpenJDK17.0.4のインストール

ダウンロードしたインストラー・ファイル

「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」を

ファイル・エクスプローラー(「ダウンロード」という名前のフォルダに入っています)で見つけ、それをダブル・クリックします。

セットアップ画面が開くので、「次へ(N)」をクリック。

Eclipse Temurin JDK セットアップ・ウィザード画面
Eclipse Temurin JDK セットアップ・ウィザード画面
  1. 「Set JAVA_HOME variable」の前のアイコンをマウスで右クリックすることでメニューを出し、そこから「インストールしない」を「ローカル ハード ドライブにすべてインストール」に変更する
    • この作業で「JAVA_HOME」の設定が自動化されます
  2. インストール内容を確認
  3. 「次へ(N)」をクリック

カスタム・セットアップ画面
カスタム・セットアップ画面

インストール準備完了の画面が出たら、「インストール(I)」をクリックする。

セットアップ(インストール)画面
セットアップ(インストール)画面

次のようなインストール完了の画面が出るまで待つ。

セットアップ・ウィザード完了画面
セットアップ・ウィザード完了画面

これで、Adoptium OpenJDK17.0.4のインストールが完了しました。

インストール完了後は「【Javaアップデート徹底解説③】Javaのインストール手順」 の「Javaの動作確認」を参考にして、Javaが動作することをご確認ください。

お疲れさまでした。

Adoptium OpenJDK18の利用法

Adoptium OpenJDK18.0.2のダウンロード

Adoptium OpenJDK18の場合は、Adoptium OpenJDK17と同様に次の手順でダウンロードできます。

Adoptium: Temurinのリリース・ウェブページ(下線部をクリック)を開きます。

Adoptium OpenJDK18 (windows: 64bit版) のインストールする場合、各メニューの下矢印をクリックして、選択候補の中からそれぞれ次のように選択します。

  1. 「Version」で「18」を選択
  2. 「Operation System」で「Windows」を選択
  3. 「Architecture」で「x64」を選択
  4. 「Package Type」で「JDK」を選択

「インストーラー」に対応している「.msi」をクリック。

「OpenJDK18U-jdk_x64_windows_hotspot_18.0.2_9.msi」がダウンロードされます。

Adoptium OpenJDK18.0.2のインストール

Adoptium OpenJDK17のインストールの章の

「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」を

=>

「OpenJDK18U-jdk_x64_windows_hotspot_18.0.2_9.msi」

に置き換えると、Adoptium OpenJDK17と同様にAdoptium OpenJDK18がインストールできます。

Adoptium OpenJDK11の利用法

Adoptium OpenJDK11.0.16のダウンロード

Adoptium OpenJDK11の場合は、Adoptium OpenJDK17と同様に次の手順でダウンロードできます。

Adoptium: Temurinのリリース・ウェブページ(下線部をクリック)を開きます。

Adoptium OpenJDK11 (windows: 64bit版) のインストールする場合、各メニューの下矢印をクリックして、選択候補の中からそれぞれ次のように選択します。

  1. 「Version」で「11」を選択
  2. 「Operation System」で「Windows」を選択
  3. 「Architecture」で「x64」を選択
  4. 「Package Type」で「JDK」を選択

「インストーラー」に対応している「.msi」をクリック。

「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.16_8.msi」がダウンロードされます。

Adoptium OpenJDK11.0.16のインストール

Adoptium OpenJDK17のインストールの章の

「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」を

=>

「 OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.16_8.msi」

に置き換えると、Adoptium OpenJDK17と同様にAdoptium OpenJDK11がインストールできます。

Adoptium OpenJDK8の利用法

Adoptium OpenJDK8u342のダウンロード

Adoptium OpenJDK8の場合、Adoptium OpenJDK17と同様に次の手順でダウンロードできます。

Adoptium: Temurinのリリース・ウェブページ(下線部をクリック)を開きます。

Adoptium OpenJDK8 (windows: 64bit版) のインストールする場合、各メニューの下矢印をクリックして、選択候補の中からそれぞれ次のように選択します。

  1. 「Version」で「8」を選択
  2. 「Operation System」で「Windows」を選択
  3. 「Architecture」で「x64」を選択
  4. 「Package Type」で「JDK」を選択

「インストーラー」に対応している「.msi」をクリック。

「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u342b07.msi」がダウンロードされます。

Adoptium OpenJDK8u342のインストール

Adoptium OpenJDK17のインストールの章の

「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」を

=>

「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u342b07.msi」

に置き換えると、Adoptium OpenJDK17と同様にAdoptium OpenJDK8がインストールできます。

まとめ

Adoptium OpenJDKは無償で商用利用も可能で、長期サポートのAdoptium OpenJDK17をはじめとして、JDK18、JDK11、JDK8とそろっています。

Adoptium OpenJDK18、JDK17、JDK11、JDK8バージョンのインストラー・ファイル

  • 「OpenJDK18U-jdk_x64_windows_hotspot_18.0.2_9.msi」
  • 「OpenJDK17U-jdk_x64_windows_hotspot_17.0.4_8.msi」
  • 「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.16_8.msi」
  • 「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u342b07.msi」

によるインストールは、Pathは初期設定されていて、インストラーのカスタム・セットアップで「Java_Home」の追加設定することで、自動インストールとすることができました。

自動インストールは手動インストールと比べて、Javaの削除や違うバージョンへの変更も容易で、保守維持管理が容易という長所があります。自動インストールに対応したインストーラーを優先的にご利用になることをおススメします。