【Javaアップデート徹底解説④】AdoptOpenJDKのインストール

草にとまったバッタ情報技術の知恵
セキュリティ情報(重要)

2021年01月19日のセキュリティ・アップデートで、 Javaの脆弱性が公表されました(Oracle Java SE Risk Matrix)。それにともない、脆弱性の対策を施した次のバージョンへの更新を推奨します。

  • 8u271 (or older) => 8u281 (or newer)

次の新しいバージョンもリリースされ、アップデートできます。

  • 15.0.1 (or older) => 15.0.2
  • 11.0.9 (or older) => 11.0.10

2021年3月にAdoptOpenJDK16がリリースされました。JDK16が2021年3月で終了になるので、AdoptOpenJDK15シリーズのバージョンをご利用の方は最新のAdoptOpenJDK16への移行をおススメします。

無償のJavaで脆弱性対策アップデートをお考えの方は、次で対応可能です。(2021年03月18日現在)

  • AdoptOpenJDK
    • 16
    • 11.0.9 => 11.0.10
    • 8u275 => 8u282

  • OpenJDK
    • 16
  • OracleJRE
    • 8u281

「Javaアップデート徹底解説」は7つの記事から構成されています。

  • 「Javaアップデート徹底解説」①~③はJava全体の事項について、
  • 「Javaアップデート徹底解説」④~⑦はJava個別の事項について、

解説しています。

第4回のこの記事は、特にAdoptOpenJDKについて、インストーラーのダウンロードからインストール完了までをパソコンの操作手順にそって、詳しく説明しています。

この記事を参考にして、あなたのコンピューターでJavaのインストールやアップデートにお役立てください。

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AdoptOpenJDKとは

AdoptOpenJDKは、IBM, AWS(Amazon Web Searvice), Microsoft Azureなどがスポンサーとなっている Javaユーザー・グループ・コミュニティです。ここで提供されているOpenJDKはオープン・ソース・ライセンスであり、無償で商用にも使え、長期のコミュニティ・サポート・バージョンがあります。

AdoptOpenJDKのインストール候補

AdoptOpenJDKのJavaのリリースは「【Javaアップデート:徹底解説①】どのJavaをインストールすべきか?」の「AdoptOpenJDKのロードマップ」でご紹介した通りで、主な候補は次の通りです。(2021年03月現在)

  • AdoptOpenJDK8 (LTS:Long Term Support)
  • AdoptOpenJDK11 (LTS: Long Term Support)
  • AdoptOpenJDK16 (non-LTS)

この記事では、長期サポート対応があり、AdoptOpenJDK8より新しいAdoptOpenJDK11(windows: 64bit版)のインストールについて詳しく解説していきます。

なお、AdoptOpenJDK8、または、AdoptOpenJDK16のご使用をご希望の場合、AdoptOpenJDK11と同様の方法でインストールできます。(確認済み)

AdoptOpenJDK11の利用方法

AdoptOpenJDK11.0.10のダウンロード

AdoptOpenJDKのホーム・ページ(下線部をクリック)を開きます。

  1. 「OpenJDK11(LTS)」をチェック
  2. 「HotSpot」をチェック
  3. プラットフォームのサポートを確認のため、 「Other platforms」をクリック

JVM(Java Virtual Machine) HotSpotまたはOpenJ9の選択について
  • HotSpot:
    • オラクル製と互換性を持ったOpenJDKコミュニティ・ベースのJVM
  • OpenJ9:
    • IBM製(IBM J9)と互換性を持ったEclipseコミュニティ・ベースのJVM

この記事ではJavaの開発元であるオラクルとの互換性を考えて、HotSpotを選択しています。

プログラム統合開発環境の「Eclipse」をお使いの場合は、OpenJ9をおススメします。

AdaptOpenJDKページ画面
AdaptOpenJDKページ画面

ご使用のパソコンがWindowsのオペレーションシステム(「Windows 2012r2 or later」)、64ビット(「x64」)、JDK(「JDK」)で想定してダウンロードするJavaを選択します。

また、自動インストーラーを使用したいので、「zip」ではなく「msi」の拡張子がついたファイルをダウンロードします。

各オペレーショ・システムのダウンロード選択画面(1/3)

各オペレーショ・システムのダウンロード選択画面(2/3)
各オペレーショ・システムのダウンロード選択画面(3/3)
  • JDK(Java Development Kit)
    • プログラミング言語Javaによるソフトウェア開発環境(JRE環境をふくむ)
  • JRE(Java Runtime Environment)
    • プログラミング言語Javaのアプリケーション動作環境

「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.10_9.msi」がダウンロードされます。

AdoptOpenJDK11.0.10のインストール

ダウンロードしたインストラー・ファイル

「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.10_9.msi」を

ファイル・エクスプローラー(「ダウンロード」という名前のフォルダに入っています)で見つけ、それをダブル・クリックします。

セットアップ画面が開くので、「次へ(N)」をクリック。

AdaptOpenJDK セットアップ・ウィザード画面
AdaptOpenJDK セットアップ・ウィザード画面
  1. 「使用許諾誓約書」の内容を読みながら、スクロール・ダウンしていく
  2. 内容に同意できる事を確認して、「使用許諾誓約書に同意します(A)」の前にある□をチェック
  3. 「次へ(N)」をクリック
セットアップ・ウィザード「使用許諾契約書」画面①
セットアップ・ウィザード「使用許諾契約書」画面①
セットアップ・ウィザード「使用許諾契約書」画面②
セットアップ・ウィザード「使用許諾契約書」画面②
  1. 「Set JAVA_HOME variable」の前のアイコンをマウスで右クリックすることでメニューを出し、そこから「インストールしない」を「ローカル ハード ドライブにすべてインストール」に変更する
    • この作業で「JAVA_HOME」の設定が自動化されます
  2. インストール内容を確認
  3. 「次へ(N)」をクリック

カスタム・セットアップ画面
カスタム・セットアップ画面

インストール準備完了の画面が出たら、「インストール(I)」をクリックする。

セットアップ(インストール)画面
セットアップ(インストール)画面

次のようなインストール完了の画面が出るまで待つ。

セットアップ・ウィザード完了画面
セットアップ・ウィザード完了画面

これで、AdoptOpenJDK11.0.10のインストールが完了しました。

インストール完了後は「【Javaアップデート徹底解説③】Javaのインストール手順」 の「Javaの動作確認」を参考にして、Javaが動作することをご確認ください。

お疲れさまでした。

AdoptOpenJDK8の利用法

AdoptOpenJDK8u282のダウンロード

もう1つの長期サポート(LTS)であるAdoptOpenJDK8の場合は、AdoptOpenJDK11と同様に次の手順でダウンロードできます。

AdoptOpenJDKのホーム・ページを開きます。

  1. 「OpenJDK8(LTS)」をチェック
  2. 「HotSpot」をチェック
  3. プラットフォームのサポートを確認のため、 「Other platforms」をクリック

Windowsパソコン(64ビット)を想定して、「Windows 2012r2 or later」、「x64」、「JDK」を選択。

「インストーラー」に対応している「.msi」をクリック。

「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u282b08.msi」がダウンロードされます。

AdoptOpenJDK8u282のインストール

AdoptOpenJDK11のインストールの章の

「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.10_9.msi」を

=>

「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u282b08.msi」

に置き換えると、AdoptOpenJDK11と同様にAdoptOpenJDK8がインストールできます。

AdoptOpenJDK16の利用法

AdoptOpenJDK16のダウンロード

最新リリースのAdoptOpenJDK16はAdoptOpenJDK11と同様に次の手順でダウンロードできます。

AdoptOpenJDKのホーム・ページを開きます。

  1. 「OpenJDK16(Latest)」をチェック
  2. 「HotSpot」をチェック
  3. プラットフォームのサポートを確認のため、 「Other platforms」をクリック

Windows64ビットを想定して、「Windows 2012r2 or later」、「x64」、「JDK」を選択。

「インストーラー」に対応している「.msi」をクリック。

「OpenJDK16-jdk_x64_windows_hotspot_16_36.msi」がダウンロードされます。

AdoptOpenJDK16のインストール

AdoptOpenJDK11のインストールの章の

「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.10_9.msi」を

=>

「OpenJDK16-jdk_x64_windows_hotspot_16_36.msi」に

置き換えると、AdoptOpenJDK11と同様にAdoptOpenJDK16がインストールできます。

まとめ

AdoptOpenJDKは無償で商用利用も可能で、長期サポートのAdoptOpenJDK8とAdoptOpenJDK11、短期サポートのAdoptOpenJDK16とそろっています。

AdoptOpenJDK15、AdoptOpenJDK11、AdoptOpenJDK8バージョンのインストラー・ファイル

  • 「OpenJDK16-jdk_x64_windows_hotspot_16_36.msi」
  • 「OpenJDK11U-jdk_x64_windows_hotspot_11.0.10_9.msi」
  • 「OpenJDK8U-jdk_x64_windows_hotspot_8u282b08.msi」

によるインストールは、Pathは初期設定されていて、インストラーのカスタム・セットアップで「Java_Home」の追加設定することで、自動インストールとすることができました。

自動インストールは手動インストールと比べて、Javaの削除や違うバージョンへの変更も容易で、保守維持管理が容易という長所があります。自動インストールに対応したインストーラーを優先的にご利用になることをおススメします。